ブックレビュー:Why I Don’t Hide My Freckles Anymore


Why I Don’t Hyde My Freckles Anymore


今日ご紹介するのは、最近飛ぶネコが読んだ本、
Why I Don’t Hide My Freckles Anymore —Perspectives on True Beauty  by Lanae Valentine (Editor), Lisa Tensmeyer Hansen (Editor)
です。





ブリガムヤング大学 (BYU) のウーマンズサービス&リソース
ディレクターである、
ラナエ バレンタインさんが
関わった本であると知った時、
『絶対読まねば』、と思った本でした。

バレンタインさんは、キャンパスの女性のために
ヨガを教えています。
子育てで鈍った飛ぶネコの身体と精神を
リフレッシュするために通った
ヨガレッスンは
無料で、しかも、キャンパス内の芝生の上。
バレンタインさんのユニークさと発想力に
魅せられていた飛ぶネコ。
彼女が編纂した本と聞いた時、
飛びつかないわけにはいかなかったのです。
この本は、様々な年代の女性や男性が、
「真の美しさ」というテーマで
自身の経験を通して得た、
彼らなりの理解や価値観を体現したものです。

飛ぶネコの印象に残った文章をいくつかご紹介します。



☆ ”I collect bodies in my basement”  by Jana Winters Parkin


パーキンさんはアーティスト。

いつも自分や他人を作品の対象として見ています。
ですが、自分自身をどうしても美の対象としては捉えられず、
世間の目、いわゆる、批評を避けるように、
彼女の醜い陰影を地下室に閉じ込めていました。



ところがある時を境に、
彼女自身の美意識が変革し、
地下室に閉じ込めていた自分を
解き放つことができたのです。



アーティストの視点を通して描かれた「美」に対する考え方と
それを克服して、神の娘として捉えた自分の「美」を
非常にわかりやすく表現した、まさに芸術的な手記でした。




☆ LDS著者として名高いBrad Wilcox兄弟の手記。


ウィルコックス兄弟は、BYUの准教授。
中東を旅していた際、
見渡す限り乾いた砂漠であるその地を見て、
「ここは、創造の失敗作だったのだろう。」
と考えました。



ところが、紅海に潜ってみると、
そこは見渡す限り、
美しい珊瑚と色とりどりの魚たちで豊富な
海の宝庫。

「わたしが見るところは人とは異なる。
人は外の顔かたちを見、主は心を見る」
(サムエル記上16:7)という聖書の言葉を思い出し、
本当の「美」というのは、内から輝くもの
であることに気がつかされました。



中東の砂漠と紅海の美しさを
聖書の言葉と併せて表現した譬えが
非常にわかりやすく、
心に強い印象を与えた手記でした。




☆ ”I walk in Beauty” by Cynthia L. Hallen


ハーレンさんは、髪染めをやめました。

その理由は、

 


1)刺激の強い薬品で彼女の敏感な肌が
  傷つけられるのを避けるため

 

 

 

2)神殿で働く年配奉仕者のグレイヘアの美しさに魅かれて

3)20年間、家族のホームティーチャーとして
  お世話になった兄弟に久しぶりにお会いすると、
  ダークブラウンの髪にちらほらと、雪のような白髪が。
  箴言に「若い人の栄はその力、
  老人の美しさはそのしらがである」(箴言20:29)
  とあることから、ハーレンさん自身も、
  齢相応の美しさを見いだそうと感じた

ハーレンさんのお話を読んで、
飛ぶネコも髪を染めるのをやめました。
齢を重ねていくことは、
嘆くことでも、何かを失う事でもなく、
年輪によって懐が大きくなって、
知恵を蓄えてきたことに喜びを感じて、
外見よりもむしろ、内面が整ってきたことで
自尊心が完成する時期じゃないか
と考えていたところでした。
ハーレンさんの手記は、
飛ぶネコが感じていたことを
的の中心を射抜くように、
スッキリサッパリ、表現してくれていました。
 
そのハーレンさんに敬意を表して、
飛ぶネコも白髪を勲章として
携えていくことに決めました。

この本、女性として、
「真の美」を追求したい方にお薦めです。
また、自分に自信がない、人よりもきれいじゃない、
と思い込んでいる女性の皆さんにも、
ぜひ、読んでいただきたい。

飛ぶネコは、娘がティーンエイジャーになったとき、
この本をプレゼントしようと、
大事にとっておくつもりです。
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