カエルの王子様の話では、悪い魔女に魔法をかけられてみにくいカエルに変えられていた王子が可愛いプリンセスにキスをされて魔法が解かれるんだよね?
我が家では子供4人いて、寝る前に『おやすみまえのお話366』って言うぶっとい一冊の本から一つか二つお話を読むんだけど。この間、カエルの王子様の話を読むことになって、ちょっと思いがけない展開になったの。
「カエルの王子様を読むね」と私が告げると、6歳の次女は目をキラキラ輝かせた。そして逆に、10歳の長男はというと盛り上がらない声で、「あ、それつまんない。みんなもう知ってる話じゃん。結局あれだろ、お姫様がカエルにキスをして、カエルが王子様にもどって二人は幸せになる。おしまい。ってやつだろ?」と言った。それを聞いた次女はブッスと不機嫌な顔をしてしまって、楽しいお休み前の読聞かせの時間がみだれはじめた。 でもそこで、11歳の長女が優しく「いいじゃん 、お話を何回きいても案外楽しいよ!」と言ってくれて、8歳の次男も 「そうだよ。たしかにこの話つまんないけど、千代ちゃん(次女)は楽しみにしてるし、せっかくママ読んでくれるから取りあえずここは 聞こうぜ」と場を和ませようとしてくれた。その光景が可愛いなあと思いながら、私は、「よし!チャレンジだ。人生は面白くないもんだと思ったことが、案外試すと楽しかったりするもんだ!この教えを今試すぞ光馬(長男)!それに、カエルの王子様って言ってもこの本のカエルの王子様の話はまだ読んだことないしな!」といって。とりあえず、みんなが納得したところで、話をよみ始めた。そして、待ちに待ったクライマックスのキスシーンがくるなーと思っていたときに、、、
みにくいカエルが耐えられなくなって姫は「もう、いや。今すぐここから出て行って!」と叫び、カエルを壁に叩きつけた。すると、みにくいカエルが美しいい王子の姿に変わったのです。、、、 あれ?なんか違うと驚き、横になっていた子供達も起き上がって「え〜!!?まじか!!?」と目をでかくして驚いた。みんなで一瞬見つめ合い、そして大爆笑。 しかも、この本での姫は優しい姫というより、微妙にずるくて、ちょいとわががままで約束も守れなかった姫で、しまいにはカエルを壁に叩きつけていた、、、にも関わらず、美しい王子を見た時には、たくさん謝って仲良くしようとしてハッピーエンド。(笑)
「これおれの知ってた話より百倍おもれー。ママチャレンジ大成功だよ!」と長男は大満足。 次女は「現実的すぎる・・・」とつぶやき。 長女と私が笑い続ける中、次男が次女に切ない顔して「そう思うでしょ?でもね、現実ではカエルはどんなに壁に叩きつけられてもカエルのままなんだよ。みにくいカエルってのはつらいよ」と話していた。
その後、子供たちなりに人の美しさについてや、恋愛話に変わっていって盛り上がったのだった。 こうした読聞かせの時間は、面白いと同時に我が子が人生のいろんな内容にどのような価値観を持っていたり、どのような思いを持っているのかを観察できる貴重な時間。私はこういう時に自分の子の成長や悩みに気づく。そして褒めたり、慰めたり、必要であれば子供に学んでほしいことを教える場にしている。本の読み聞かせ自体は5分ぐらい、でも、その5分は家族の冒険であって、冒険が終わるとこうしていろんなことを一緒に考え、家族としてどのように生きていこうかという指針を自然と作りながらみんなで家族の絆を強めている 。たかがカエルの話を読んで寝かせるだけの時間ではない!眠る直前に子供の心に残すのは、出会った本のお話だけではなく家族と過ごした大切な時間とママの教え。
なんだかその光景が、目の前で見てるかのようにクリアに想像できたよ^^
なんだかドラマみたいだった(笑)
いつかショートフィルムとか監督したいって思ってるから、こーゆーの映像にできたらなとか思いながら読んでた^^ って視点がちょっとずれてる?
子供だからと言ってなにもわかってないなんて事はなくて。
むしろ、子供の方が鋭い目線をもっていたりして。
大人が思っている以上に現実的だったりする所もあって(笑)
でも、それ故に間違った価値観をもってしまわないように時々起動修正してあげるのお大人の役目なのなかな?
きっと子供達にとって、本当にいつまでも心に残るのは、ゲームを買ってもらった事とかそういう事じゃなくて、こうしてみんなで過ごした時間なんだと思う。
それが、いつまでも幸せな記憶として子供達の中に残りつづけますように!
ブログ対応にまだ慣れていなくてごめんなさい。
この記事を書いた数日後に直接Junichiさんにあってコメントのお礼をしたから、
ここでもちゃんとお礼を残すのを忘れてしまいました。
もう、遅いのは分かっています。でも、書かなくては!
いつもKeepers of Lightのブログを読んでくれた特別な愛読者さんのJunichiさん心からありがとう!!!
今年天へと突然旅たってしまったJunichiさん、ここでのコメントもなくなって寂しいです。でも、生きていたらきっと毎回書いてくれたはず!
Junichiさんと過ごしたたくさんの幸せな時間は
この記事に書かれた思い出以上に、私や私の子供たちに永遠に残ります。本当にありがとう。
あなたはこのブログの目指している ”LIGHT” 「光」にぴったりな人です。
本当に良い模範を残してくれ、たくさんの光を浴びさせてくれたことに感謝します。
Junichiさんの夢だったショートフィルム作り、きっと素敵なものになっていたに違いないはず!
それに、残してくれたいくつかの作品がみんなの宝だよ。
このコメントをきっかけにいろいろ挑戦したかったショートフィルムをこれから私が受けついで実現させます!
天から見てて!!
そして天からもでもKeepers of Lightを読んで(笑)わたしたちの応援をし続けてください。