強さの裏側

オリンピック選手の強さ

連日熱戦を繰り広げるオリンピック。
日本選手の活躍とメダルの獲得に興奮しています。
選手らにとってはメダルや記録というのが重いのはわかるのですが
ここまで来るのにたどってきた険しい練習と訓練の道のりを考えると、
結果はどうあれ、健闘を讃えたいと思います。


競泳400メートル個人メドレーで金メダルを獲った萩野選手。
栃木県小山市の自宅から宇都宮市のプールまで
往復2時間を母親が10年間送り迎えしたそうです。
「家族がいなかったら僕もいないし、『一人じゃない』と感じたゴールは初めて」
とはメダル獲得後の談話。


柔道海老沼選手。
奥さんの香菜さんが二人三脚で支えてきました。
自らも柔道選手だった彼女は自分がオリンピックに出場することはあきらめ
夫のメダル獲得へ尽力したそうです。
「銅メダルだが、受け止めてほしい。
一緒にやってきたので(首に)掛けてあげたい」
競技終了後、妻への感謝を口にした海老沼選手。


リオオリンピックでの初の試み難民選手団。
コンゴ出身のミセンガ選手は柔道で参加します。
記者会見で「いつかまた家族皆で住めるように頑張ってきた」と
涙ながらに語っています。


一選手が世界の舞台に立つまでにどんなドラマが綴られてきたのか、
飛ぶネコに想像がつくのはほんの一部分なのですが、
でも、輝く選手たちから感じるものは、
彼らの強さの裏には、家族、仲間の支えがあるということです。
決して一人で闘ってきたのではない、一人では闘ってこれなかっただろう、
と想像します。

Valerie-and-Family
The New Zealand shot putter Valerie Adams

強さの裏側

8日にお気持ちを表明した天皇陛下。
一国を担う威厳のあるお方がこんな興味深い言葉を残しています。
「天皇という立場にあることは、孤独とも思えるものですが、
私は結婚により、私が大切にしたいと思うものを
ともに大切に思ってくれる伴侶を得ました。」

この言葉に飛ぶネコはいたく感動しました。

 

頂点に立つ人たちの強さ。
実はその強さを支える優しい強さを持つ人たちが
裏方として存在していることを見逃せません。
家族、仲間の絆が人を強くし、持てる力以上の成果を生み出す。
素敵なお手本を示してくださっている人々がとても輝いて見えます。

 

 

 

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