自分の特技をどうやってみつけますか

『炎の体育会』という番組で
ジャンポケ太田さんがレスリングのマスターズ大会優勝
という快挙を成し遂げました。


なんと、レスリングを初めて4ヶ月!
決勝では2年連続で日本一の座についていた
元ラクビー日本代表であり、
現役アメフト選手という
強力な対戦相手を破っての勝利。


どちらかとういと体育会系の我が家。
番組を見ながら、太田さんの技術の高さやセンスの良さに
感嘆の声をあげ、
さらには、度重なるケガ、流血にもかかわらず
勝ちに行く根性に感心しながら、
テレビにくぎ付けになっていました。


特に、長男は、太田さんの才能に
ひどく感激した様子で、
彼がもう少し早くにこの才能を開花させていたら
オリンピック選手になれたかもしれない。
彼は、お笑い芸人をやっていないで、
別の人生を歩んでいたかもしれないと
力説していました。

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飛ぶネコは幼い頃、
スポーツが得意でした。
好きな科目は?と聞かれれば、
答えはもちろん体育。


ただ、高学年、中学、高校と学年が上がるたびに
体育と答えることが幼く聞こえ、
なんとなく、それは、「成長していない自分」を
宣言する言葉のように感じていました。


進路を決めるとき、
正直言って、体育系の学校に進みたかったのです。
が、そこには「数学」「理科」という大きな壁が
立ちはだかっていました。
数学ではいつもギリギリ赤点を免れていた飛ぶネコは、
夢に向かって挑戦なんてムリとの結論を出して、
私立文系コースへ進みました。


そんな飛ぶネコに高3の担任は
学期末の進路指導の面談で
こんなことを言いました。


「地元の国立に行ったらどうだ。
体育の教師になれよ。」


「そんなこといったって、先生。
5科目なんて無理ですよ。
もう、理科ほとんどやっていないし。
ましてや、数学なんて。。。。」


「だよなぁ。。。。
でもな、首から笛をぶら下げたジャージ姿が
お前には似合ってるんだけどな。。。。」


担任は、どんな意図をもって
高校3年の進路指導で
こんなギャグのような言葉を放ったのか、
知る由もありませんが、
飛ぶネコにとっては忘れられない出来事になりました。


自分の才能を認めたくれた人物がいた
それが担任だったというのが、
のちのち、自信になりました。


その後、大学生になった飛ぶネコは
進学ではかなわなかった夢を実現しようと
アルバイトでその道の開拓を図りました。


スイミングスクールの講師、
プールの監視員、
スポーツジムの店員、
スキューバダイビングのアシスタント。


そしてついに、
スキューバのインストラクターという職業への
切符を手にしました。
いろいろあって、
その夢は直前で破れてしまったんですけどね。


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才能って、自分ではなかなか気づけない、
というか、それを主張できない文化が
あったりするかもしれません。


好きなこと、得意なことを認めてもらう。
それをやり通していいんだと
誰かに背中を押してもらう。


かつて担任にしてもらったように、
夢を追ってもいいのかどうか、
決めかねている若者の背中を
押してあげられる大人でありたいと
テレビを見ながら考えていました。


夢が叶わなかったとしても
自分がそれに挑戦した、
夢に向かってやり切ったという事実が
自信を生んでくれます。
その自信は、その後の人生にも向き合う
勇気と強さを生み出してくれるものです。


いくつになっても、
自分の得意なことに一生懸命になってみるのは
悪くないかもです。

 

 

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