
秋―
お気に入りのマグカップにハーブティーを注いで
ブランケットに身をくるんだら
さあ、読書の時間です。
飛ぶネコはノンフィクションが好きです。
興味を持った人物の生き方に触れることで
その人格が築かれた過程を知るのが好きです。
最近は、小説も読むようになりました。
作者の想像力の素晴らしさに感嘆しながら
このキャラクターのあの行動が
勇気を象徴しているんだな、
自分ならどうするかな、と
想像を膨らませていくのが楽しくなりました。
キャラクターの行動や想いで人格が想像できる、
ということは、
万人に共通した人物像というのがあるのでしょうか?
その疑問を解明するべく、こんなのやってみました。
→進研ゼミの歴キャラ診断
飛ぶネコは、なんと! 坂本竜馬。
これで、飛ぶネコがどんな性格か想像つくでしょうか(笑)
ブリガム・ヤング大学の機関誌に載った
ある記事に目が留まりました。
2012年に、アメリカ大統領選の候補者となった
ミット・ロムニー氏の記事でした。
ロムニー氏は飛ぶネコと同じ、
末日聖徒イエス・キリスト教会に通うモルモンです。
米大統領選という世界が注目する舞台で
ロムニー氏の人柄は、
プラスにもマイナスにも報道されていました。
大統領選の最中でのこの記事は
ロムニー氏の内面をよく表すものでした。
5人の共同経営者との間で意見、価値観の違いがあり、
事業が危うくなりかけたとき、
コンサルタント兼カウンセラーである人に
相談を持ちかけたそうです。
「コンサルタントは我々5人に、
尊敬する人、模範とする人を
5~6人挙げるように言いました。
それから、その人たちの人格や特徴を
5~6個挙げるように指示しました。
リストに頻繁に出てくる言葉、
それこそが、自分のコアバリュー/最も価値を見いだすもの
を表現していると説明されました。
我々が、このコアバリューに同調した生活をするならば
自分と周囲に誠実な生活が可能になり、
コアバリューから逸れた生活をすれば、
不満足、不幸、ストレス、不健康、後悔
を経験することになると教えられました。
なんと、わたしたち5人のコアバリューは
みな、同じだったのです。」
実はこのお話、
ブリガム・ヤング大学の卒業生であるロムニー氏が、
後輩であるMBA卒業生に
餞(はなむけ)として贈った言葉でした。
愛、家族、助けの手を差し伸べる、深い信仰心、
は、ロムニー氏が大切に思い、
毎日の生活の中心にしようと努力しているもの。
「君たちがこれから歩む人生の中で
これらの価値観(コアバリュー)から逸れないように歩むのは
簡単なことではない。
しかし、この価値観に誠実に生きるかどうかは、
我々の意志にかかっている。
自らがコントロールできる成功、
それが真の意味での成功なのである。」
ロムニー氏のお話と人柄から学ぶものがあり、
飛ぶネコの価値観や、人の見方も変わったのでした。
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It is worthwhile to look ahead, to set a course, and at least be partly ready when the moment of decision comes. -Thomas S. Monson |
ロムニー氏の記事は下記のリンクからお読みいただけます。
40 years on
http://magazine.byu.edu/?act=view&a=3125