母を愛でる月、5月の締めくくりに「お母さん」を描いた絵本を紹介したいと思います。
1.「ちいさな あなたへ」 アリスン・マギー作 (“Someday” by Alison Mcghee)
母親になる喜び、小さかった子どもが成長していく姿を見守る母親の気持ち、命のバトンを送りつつ、絆を大切にしてほしいと思う母。。。とにかく「お母さん」の愛情がぎっしりと詰まったこの本!!
娘を持った私は、このお母さんと同じような気持ちを感じつつ、「私の母も、私に対して、こんな愛情を持っているのだな」とエルザの母の愛を背中にも感じさせてくれる、そんなあったかい本です。
2.「ちょっとだけ」 瀧村有子作
子どももこんなに頑張ってるんだ! と、はっと気づかせてくれる一冊。ついつい、「お姉ちゃんだから」「もう大きいからできるね」など、子どもに大人になることを求めてしまうことが多いエルザ。。。
子どもらしい、子どもを愛する大切さを教えてくれます。
母の日って今まで、「あー、お母さんって大変だなー、いつもありがとう!」 ぐらいの気持ちしかなく、
しかも、自分が母親になってからは、「母親って大変なのよ、ありがとうって感謝してね」 ぐらいの高慢な態度で臨んでいた母の日。
でも、この2冊の本をじっくりと、ゆっくりと読んだ時、心から
「私を母親にさせてくれてありがとう。」
という、感謝の気持ちが生まれてきました。娘を初めて抱き上げた日の感覚と同じ。
小さな命にふれるって、本当は、とっても特別で、神聖で、大切にしなきゃいけないことですね。
明日はどうか、笑顔で娘を抱きしめて、愛を伝えられますように。。。