上を向いて歩こう

今日はテンションの下がってしまったときの出来事を
暴露します。


その日は午前中に出かける予定がありましたので
早起きをして準備を整えて
ゆっくりしておりました。


ほかのメンバーはギリギリに起きてきて、
出かける時間になって
バタバタと家を出ました。
隣の駅から乗ってくる友人と
電車の車中で落ち合うことになっていますから
遅刻はできません!


駅の駐輪場に自転車を停めて
切符売り場に着いた時
三男が言いました。
「カバンを自転車のかごに忘れた。」


「え?」


電車の時間まであと10分。


飛ぶネコより足の速い三男が行ったほうがいい、
とみんな言います。
でも、彼は自転車置き場がどこかわかりません。


それならしょうがない。
と、飛ぶネコが行くことに。
40段ぐらいある階段を駆け上がり
息もキレギレ自転車にたどり着き
カバンをひったくるようにして
再び駅に向かってひた走りました。


カバンを2つも持っている三男に
「そんなに抱えてて、置き忘れないでよね」
と出がけに言ったのは、偶然ではなかったのですよ!


電車の時間に遅れることなく
乗れたのはよかったですが、
「なんだか、わたしの人生って、いつもこんな感じ」
と飛ぶネコは思っておりました。

 

flying-cat-icon

 


思い返せば数週間前。


友人宅にご飯に呼ばれておりました。
一品持ち寄りでということでしたので、
サラダを作っておりました。
前日までに材料は揃えていましたが、
一つだけみつけられなかったものがありました。


ちょうどその時、ダーリンが
「買い物に行くから、買ってくるよ」
とうれしいオファーをくれました。
じゃ、お願いします。


さて、あと1時間で出かける時間、
というのに、足りないものがこない。。。。
はて、どうしたものか。。。。


そこへ電話。
「まだ帰れない。誰かにおつかい頼めないか。」


実はもう、おつかいを頼んだのですが
買ってきてくれたものは残念ながら
お目当てのものではなかったのです。


やっぱり、わたしがが行かなきゃか。。。。


自転車をぶっ飛ばして
汗だくになって帰ってきて
なんとかサラダを完成させました。
友人には額の汗を見せないように
涼しげな顔で会いました。


ほかにもおなじような出来事が
ここ数カ月で何度かありました。
まったくのとばっちりというか。。。。
こういうことが多い人生だなぁ、と思うと
ずいぶんとテンションが低くなっていくのでした。

 

flying-cat-icon

 


そんなとき、飛ぶネコのの尊敬する友人が
かつて教えてくれた言葉を思い出しました。


彼女は朝起きるとまず化粧をして身支度を整えるそうです。
そうして、「神様にいつ呼ばれても大丈夫なようにするのよ。」

 

その言葉の意味するところを思いめぐらしていたら
飛ぶネコに起こったことはまんざら悪くなかったかもしれない
と思い始めました。


余裕があったから誰かのために行動を起こせた。
自分の準備はすでに整っていたから緊急なことに対応できた。
もしかしたら、わたしも神様から
そういう機会をいただいたのじゃないかしら。。。。


誰かのために自分を犠牲にできる。
そういえば、イエス様もそうでした。
わたしたちが嫌な思いをしなくて済むように、
すべての人の罪を背負って贖いを成し遂げられました。
彼にとってはまったくのとばっちりです。
それなのにイエス様は、わたしたちが救われるならば
と喜んで犠牲となってくださったのだったな。


そんなことを考えていたら、
沈んでいた気持ちが
上向きになっていくのを感じました


悲劇のヒロインになったままじゃなくて、
笑顔でその日をすごせたことを
感謝したのでした。
そして、こんな人生もわるくないかも
と思いなおしたのでした。

 

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