2016年3月24日、日曜日。
この日はイエス・キリストの復活を祝う復活祭、イースターでした。
イエス・キリストの降誕を祝うクリスマスと並んで歴史のページを飾るイースター。
実は、クリスチャンだけではなく、人類すべてに関わる非常に重要な出来事だと理解している人は、
世界にどのぐらいいるのでしょうか。
イエス・キリストの復活は、死という束縛から人類すべてを解き放ってくださいました。
わたしたちの人生には、いつか必ず死が訪れます。
それは、愛する人との別れを意味し、悲しみと苦痛を伴うものです。
ところが、その悲哀はイエス・キリストの復活によって、取り去られました。
死は終わりではなくなったからです。
命を失った肉体は一度は墓に横たわりますが、
将来復活し、再び、命(霊)と身体(肉体)とが合わさって、
その後は、死や命の終わりを恐れることなく、永遠に生きることができるからです。
イエス・キリストは復活した最初の人となって
わたしたちにも同じことが起ることを示してくださいました。
こんな素晴らしい真実が告げ知らされた日をお祝いせずにいられるでしょうか!
我が家には、すでに天に召された子どもが二人います。
子どもらが小さかった頃の出来事ですから、そんなことは記憶にはないのですが、
「あなたたちにはもう二人きょうだいがいるのよ。」と、話しています。
性別もまだわからないうちに天へ帰ってしまった二人の子どもですが、
一緒に暮らしている子どもたちと同じような愛情を感じているからです。
子どもたちは男の子でも、女の子でも通用する名前をつけよう!と言って、
『ヒカル』と『カオル』と呼んでいます。
彼らの脳裏のどこかには、ヒカルとカオルに再会するためには
イエス・キリストを信じて、彼の求めておられることを頑張らなきゃ、という気持ちがあるようです。
人生には、上手くいかない、どうにもできない事柄がたくさんあります。
ですが、キリストが墓に勝利を得、死の力を克服し、人類に永遠の命を与えてくださるという真実は、
わたしたちから落胆の影を取り去って、希望の光を降り注いでくれます。
なんと喜ばしいことでしょう。
ヘンデルが合唱団をもって、『ハレルヤ!』と唄ったのも納得できるじゃないですか!
「新しい命にハレルヤ!」と叫び、歓喜に満たされましょう。