テレビのロードショーでシンデレラ(実写版)を観ました。
何度も本で読んだストーリーで
誰もが知っているお話しなわけですが、
おッ!と思うところがありました。
ガラスの靴にピッタリ足がはまって
プリンスの花嫁としてお城へ向かう場面です。
これまでデラ(シンデレラの名前)に対して
卑劣な態度だった継母にむかって
彼女が言います。
I forgave you.
「もういいの。」
このシーンが頭から離れなくて
I fogave youの意味をしばらく考えていました。
デラが赦したものはなんでしょう。
継母の自身に対する
不当な扱い
卑劣な態度
姉たちヘの優遇。。。。
デラはひどい扱いを受けても
卑屈になることはありませんでした。
いつも前向きに過ごしてはいましたが
I forgave you は
彼女の心は傷ついていたことを物語る一言でした。
I forgave you.
あなたに対してもう嫌な感情はもたないわ。
あなたがわたしにしたことを恨んで、憎んで、
仕返しを考えて過ごす苦しみから解放されるの。
毎日が幸せな気持ちで満たされるなんて
素晴らしいじゃない!
そんな宣言に聞こえました。
自分を不当に扱った人の行為と
その人自身を赦すというのは
簡単なことではないですが、
できる
ことなんです。
相手に悪感情を抱いた自分というのも存在したわけで、
I fogave youには、その自分を赦す
という勇気ある行為もあったのではないかと想像するのです。
そんなデラの姿はプリンセスよりはむしろ
スーパーヒーローのように
飛ぶネコの目には映りました。
そんな勇気がほしい。
ならば、シンデレラのように
悪感情はすべて水に流して、
もう思い出さない、という選択をしてみよう。
飛ぶネコにとって簡単にできることではないけれど
負のスパイラルから抜け出す
最も効果的な方法のように思えました。